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ニューノーマル時代の家づくり

ニューノーマルとは新しい常態という意味で、従来と違う新しい常識や生活様式のことを表します。

新型コロナウイルスの影響により、働き方やライフスタイルが変化したことで、住宅へのニーズも変わってきました。

そこで、ニューノーマル時代の家づくりについて紹介します。

 

コロナ禍で変わった衛生意識や働き方

内閣府のアンケート調査によると、「手洗いやアルコール消毒等の衛生管理」と「マスク着用」について、「感染症収束後は増やしたい」「感染症収束後も引き続き継続したい」という意見を合わせてそれぞれ半数を超える結果となりました(図表1)。

衛生意識が高まっていることがわかります。

地域別のテレワークの実施率については、地方圏をみると、2019年12月では8.1%でしたが、2022年6月では14.6ポイント増加の22.7%となっています。

 
 

変化しつつある住宅へのニーズ

衛生意識の高まりや在宅時間の増加など、ライフスタイルが変わったことで、住まいへのニーズにも変化が見られます。

例えば、玄関から洗面所に直接アクセスできる間取りなど、ウイルスや汚れを外から持ち込まない工夫が取り入れられるようになりました。テレワークや外出自粛など家で過ごす時間が増えたことで、自宅で仕事に取り組むための書斎や、リフレッシュできる屋外スペースの需要も高まっています。

 
 
 

感染予防に配慮した見学会の実施

コロナ禍以前は現地で行うケースが大半でしたが、現在はウェブ上でモデルハウスを見学できるのものも増えています。

中には部屋を360度見回せるサイトも。

また、Zoom(ズーム)などのオンラインツールを利用したモデルハウスの見学会を実施しているところもあります。

住宅会社の担当者と話しながら見学できることがメリットです。

 
 
 
新型コロナウイルスの影響により、家づくりに求められるものは変わりつつあります。

また、見学会の開催の仕方もオンライン形式が取り入れられるなど変化が見られます。

初期の段階ではオンラインを活用して、ある程度候補を決めた後に見学会に参加するといったように使い分けると、効率の良いマイホーム探しにつながります。