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データから見る太陽光発電

 

下落傾向の売電価格と設置費用

売電価格は毎年、見直しが行われますが、年々下落傾向が続いています。例えば、10kW未満の太陽光発電の場合、固定価格買取制度を開始した2012年度は42円/kWhでしたが、2023年度には16円/kWhとなっています。

売電価格が下がっている理由の一つに太陽光発電の設置にかかるコストが安くなっていることがあります。売電価格は太陽光発電の設置に必要となる費用などをもとに決められているからです。新築の場合、2012年の設置費用の平均値は43.1万円/kWとでしたが、2022年には26.1万円/kWまで下がっています。

 
 
 

電気を売るよりも自家消費する時代へ

電気代の値上げ傾向が続いている状況では、太陽光発電で作った電気を売るよりも自家消費をする方が経済的なメリットが大きくなっています。蓄電池と併用すれば、昼に発電した電気を貯めておいて、夜に使うことで電気代の節約につながります。災害時に停電が起きたときでも電気を使えて安心です。費用は設置する条件よって変わるので、まずは住宅メーカーなどに相談することをおすすめします。