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日本で古くから採用されている木造住宅。同じ木造でも、工法や使用される木材の種類によって違いがあります。マイホームとして木造住宅を検討している方に向けて、それぞれの特徴やメリットについて紹介します。
日本古来から伝わる伝統的な工法で、木造軸組工法とも呼ばれています。柱と梁を組み合わせて建物の骨組みを作り上げ、筋交いという斜めの材を入れて耐震性を高めます。柱と梁で構成されていることから、様々な設計に対応しやすいので、間取りの自由度が高く、リノベーションも容易にできます。
アメリカから伝わってきた工法です。家を建てるときに使われる角材のサイズが「2インチ×4インチ」なので、「2×4工法」と表記します。角材の大きさによってツーバイシックス(2×6)、ツーバイエイト(2×8)と名称が変わります。面で建物全体を支える構造となっているので、耐震性が高いことが特徴です。
複数の板を接着剤で張り合わせた人工の木材です。集成材には、住宅の梁や柱などの構造に使う「構造用集成材」と、家具などに使われる「造作用集成材」の2種類があります。メリットは無垢材と比べて安価なので、コストを抑えられます。
集成材のように複数の板を貼り合わせず、1本の木から切り出して作った天然の木材のことです。集成材と比べると、コストがかかりますが、接着材などの化学物質を使わないため、体に優しく、木そのものの風合いを楽しめます。
住宅会社によってもそれぞれの仕様で使用している工法や素材が違います。実際にモデルハウスなどへ行って、営業担当に特徴について聞いてみましょう!